NTTドコモは10月18日、2017~18年冬春モデルとなる新製品を10月26日から順次発売すると発表した。スマートフォン13機種、タブレット2機種の全15機種となる。冬春モデルでは、4年ぶりとなる2画面スマホや、5年ぶりとなる「ジョジョの奇妙な冒険」とのコラボモデルが登場。また、数機種が最新のAndroid 8.0に対応した。
端末以外では、個人間でクルマを共有できる「dカーシェア」や、特別な機器を使わずに月額780円で30以上の専門チャンネルが見放題になる映像サービス「dTVチャンネル」、通話音声の中から自身が話した内容をテキスト化して保存してくれるサービス「おはなしメモ」などの新サービスもあわせて発表された。2018年春にはAIエージェントサービスも本格提供する予定。
冬春モデルの新たなスマートフォンは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia XZ1 SO-01K」「Xperia XZ1 Compact SO-02K」、ZTE製「MONO MO-01K」「M Z-01K」、サムスン電子製「Galaxy Note8 SC-01K」、シャープ製「AQUOS sense SH-01K」、富士通コネクテッドテクノロジーズ製「arrows NX F-01K」「らくらくスマートフォン me F-03K」、LGエレクトロニクス製「V30+ L-01K」「JOJO L-02K」「Disney Mobile on docomo DM-01K」の11種類。そして、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia XZ Premium」と、サムスン電子製「Galaxy Feel」の2機種に新色が追加された。
Xperia XZ1は、最大960fpsの動画撮影が可能なスーパースローモーションや、シャッターを切る直前の画像を記録できる「先読み撮影」に対応する約1920万画素のカメラを備えるほか、Xperia史上最大の音量を出せるステレオスピーカを搭載したスマートフォン。11月上旬に発売予定。
Xperia XZ1 Compactは、約4.6インチのコンパクトサイズでありながら、Xperia XZ1(約5.2インチ)と同等のスペックを持つスマートフォン。約1920万画素のカメラを備え、 XZ1に搭載される各種カメラ機能を使えるほか、ハイレゾなどの音源も再生できる。11月中旬に発売予定。
MONOは、ドコモブランドのシンプルなスマートフォンの第2弾で、約4.7インチだった前モデルよりも大きな約5.0インチのディスプレイを採用。ボディには手になじむ曲面強化ガラスを使用している。また、3GバイトのRAM搭載とタッチパネル感度の向上によって動作もスムーズになった。画面を見ずに簡単に消音できる「マナーモードスイッチ」も引き続き搭載する。12月上旬に発売予定。
Mは、2つの画面で複数のサービスを同時に使える折りたたみスマートフォン。たとえば、YouTubeなどの動画を見ながらLINEのメッセージを送ったり、お店の情報を見ながら隣の画面にマップを表示したりできる。また、モード切替ボタンで、1画面、2画面、大画面、ミラーの4つのモードに切り替えられる。2018年1月以降に発売予定。なおドコモは、4年前にNECカシオ製の2画面スマホ「MEDIAS W」を発売しているが、今回のMはZTE製でMEDIAS Wとの関連はないという。
arrows NXは、側面の電源ボタン「Exlider(エクスライダー)」を指でなぞるだけで、文字や画像を拡大・縮小できるスマートフォン。指でなぞることで3段階(低速、中速、高速)のオートスクロールも可能なため、たとえば電車などでつり革に捕まっていても、片手でニュースなどの文章を閲覧できる。1.5mの高さかつ26方向からコンクリートに落下させる耐性試験もクリアした、割れにくい画面も特徴だ。12月上旬に発売予定。
Galaxy Note8は、約6.3インチの大画面スマートフォン。付属のペンを本体から引き抜くと、画面がオフでも即座に手書きメモができる。また、LINEなどのSNSに手書きのメッセージやイラストを筆跡付きで送ることが可能。カメラにもこだわっており、デュアルカメラや光学手ブレ補正機能を搭載する。ドコモスマホでは最大の6GバイトのRAMも搭載した。10月26日に発売予定。
V30+は、ハイクオリティな映像を楽しめるスマートフォン。約6インチの有機ELディスプレイを採用したほか、Bang&Olufsenによるチューニングとノイズ低減技術Quad-DACにより、ハイレゾ音源だけでなく、YouTubeなどの映像も高音質で楽しめる。また、約1650万画素+約1310万画素のデュアル広角カメラ(F値1.6)によって、ワイドな景色も歪まずに撮れる。キャンペーンで、購入者全員にGoogleのVRヘッドセット「Daydream」がプレゼントされる予定。2018年1月以降に発売予定。
JOJOは、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の30周年記念スペシャルモデルで、V30+をベースに開発している。同社が2012年8月に発売したジョジョスマホ「L-06D JOJO」から約5年半ぶりのコラボモデルの第2弾となる。原作者の荒木飛呂彦氏が特別に描き下ろした、第5部のスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」が背面を彩る。機能は現在開発中とのことで、詳細は明らかにされていない。また、販売台数も未定とのこと。2018年1月以降に発売予定。
Disney Mobile on docomo DM-01は、ディズニー設立95周年、ミッキーマウスが「蒸気船ウィリー」でスクリーンデビューしてから90周年を記念した、初のセレブレーションイヤー記念モデル。過去や未来のミッキーの世界を体験できる9つのテーマを搭載し、壁紙やアイコンを丸ごと着せ替えられる。また、100以上のアプリや3万以上のコンテンツを提供する「ディズニーマーケット」を無料で利用可能だ。2018年1月以降に発売予定。
AQUOS senseは、AQUOSならではの美しいフルHDのIGZOディスプレイを搭載したスマートフォンで、写真や文字がくっきりと見えることが特徴。省電力IGZOと2700mAhのバッテリによって、長時間の電池持ちを実現する。また、指紋認証を搭載しており、ワンタッチでロックを解除することが可能だ。11月上旬に発売予定。
らくらくスマートフォン meは、高齢者向けの使い勝手を向上させたスマートフォン。大きなボタンによって迷わず操作ができるほか、濁点などが明確なフォントを使うことで読みやすさを上げている。電話帳に登録されていない電話番号から着信があると、相手に通知した上で会話を自動録音する「迷惑電話対策機能」を搭載するほか、ボタンひとつでサポートセンターにつなげて困ったことを質問できる「らくらくホンセンター」も利用できる。2018年1月以降に発売予定。
タブレットは、富士通コネクテッドテクノロジーズ製の「arrows Tab F-02K」と、ファーウェイ製「dtab d-01K」の2機種をラインアップ。
arrows Tabは、ワコム製のペンが付属しており、本物の紙のような書き心地で、文字やイラストを書き込むことが可能。ロック画面から直接起動できるメモ機能や、多機能電子ノートを搭載するほか、1つのキャンパスを共有して複数人で書き込める機能なども提供する。さらに、話しかけるだけで音声操作できる指向性のアレイマイクを搭載しており、スマートスピーカのように、朝のスケジュールを確認したり、料理をしながらタイマーを設定したりできるという。2018年1月以降に発売予定。
dtabは、ドコモのオリジナルブランドの最新タブレット。初めて防水に対応し、キッチンなどの水まわりやアウトドアシーンでも使えるようになった。指紋認証を搭載しておりワンタッチで起動できるほか、指紋情報をdアカウントとして設定すれば、煩わしい入力などをせずにd系サービスを楽しめる。充電方式「USB Power Delivery」に対応しており、ACアダプタ07による急速充電も可能。2018年1月以降に発売予定。
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