SORACOMが大型アップデート、HLRの独自実装やSMSによるデータ送受信が可能に - (page 2)

プロトタイプキットの拡充や省電力広域通信のサポートを強化

 同社では、IoTシステム構築のプロトタイプ制作を迅速化するため、中国深センのSeeedが提供するLTE接続対応Arduino IDE互換シングルボード「Seeed Wio LTE」を1個9800円(税別)から取り扱う。アナログ、デジタル対応のセンサプラグインやシリアル接続をサポートするほか、Seeed Wio LTEに加え、超音波や温湿度などのセンサ、GPS、ボタン、ブザーなどをセットにした「Grove スターターキット for SORACOM」もラインナップする。


Seeed Wio LTEを提供

「Grove スターターキット for SORACOM」

 LTE以外のネットワークもサービスを拡充。SORACOMは、省電力の広域通信技術「Sigfox」ネットワークにも対応しており、今回、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)のレンタル基地局の事前受け付けを開始した。これにより、屋内や地下といった電波が入りにくい場所でもセンサの情報を送信可能。ソラコムを通じて申し込むことで、利用料金とレンタル基地局の請求を一本化できる。


Sigfoxのレンタル基地局も受け付け開始

 これに加えて、SORACOM対応のSigfoxデバイスとして、「Sigfox Shield for Arduino(UnaShield V2S)」をSORACOMのウェブコンソールにて販売を開始した。Sigfox Shield for Arduinoは、Sigfox通信モジュールと5種類のセンサ(温度、湿度、気圧、加速度、ボタン)を搭載した開発ボード。ウェブコンソールでは、同ボードに加え、Sigfoxセンサキット「Sens'it」、「ドライコンタクトコンバーター」と、3種類のSigfoxデバイスが1個単位から購入できるようになった。


(左から)「Sigfox Shield for Arduino(UnaShield V2S)」、「UC20-G」

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