JVCケンウッドは、ケンウッドブランドからナビゲーションシステム、ドライブレコーダーなど、計10機種の新製品を発表した。「彩速(さいそく)ナビゲーション」の新ライン「TYPE M」は、ケンウッド設立70周年の記念モデルに位置づける。発売は10月中旬から順次。
新モデルは、ナビゲーションシステム「彩速ナビゲーション MDV-M805L/M705W(200mmワイドモデル)/M705」(想定税別価格:11万円前後/9万円前後/9万円前後)、ドライブレコーダー「DRV-830/W630/630」(同:2万9000円前後/2万9000円前後/2万5000円前後)、ナビ連携型ドライブレコーダー「DRV-N530/R530」(同:2万2000円前後/2万7000円前後)、ETC車載器「ETC-N7000/N3000」(同:3万7000円前後/2万6000円前後)の10機種。ナビを中核とし、ドライブレコーダーやフロント、リアカメラ、スピーカなどを組み合わせた「スマート連携」も打ち出す。
彩速ナビゲーションでは、プレミアムモデルとして「TYPE Z」を展開。TYPE Mは、TYPE Zの性能をそのまま受け継いだ記念モデルになる。M805Lは8V型、M705V/M705は7V型のモニタを備え、渋滞表示、速度履歴などの情報をグラフィカルに表示。独自の高速描画技術「ジェットレスポンスエンジンIII」を備え、フリック、ピンチイン、ピンチアウト、ドラッグなど、スマートフォン同様の素早いタッチ操作を実現する。
FLAC、WAV(192kHz/24bit)のハイレゾ音源再生に対応するほか、TYPE Mでは、高音質コーデック「LDAC(エルダック)」を搭載し、Bluetoothによるワイヤレス再生でもハイレゾ相当の高音質再生を実現。スマートフォン向け定額制音楽配信アプリ「SMART USEN」(USEN)にも対応する。
別売のフロント/リア用ナビ連携型ドライブレコーダーDRV-N530(フロント用)、DRV-R530(リア用)と組み合わせて、フロント、リアの同時録画も実現。ドライブ中の後方安全確認などもモニタ上できる。
3軸のジャイロと3軸の加速度センサを持つ6軸ジャイロを搭載し、自車位置精度を向上。ワイヤレスでインターネットに接続できるBluetoothテザリングにも対応し、「KENWOOD Drive Info.」を利用する際に、ナビからスマートフォンなどのテザリングを経由し、インターネットに接続できる。
ドライブレコーダーは、3.0型液晶のDRV-830と、2.7型液晶のDRV-W630/630の3機種をラインアップ。全機種でフルHDの約1.8倍の解像度となるWQHD録画を実現する。DRV-830のみ、ダブルスロットを備え、リレー録画や低フレームレート記録モードによる長時間録画に対応。W630は、無線LAN機能を搭載する。
いずれも「HDR機能」を搭載し、明暗差の大きなシーンでもクリアな映像記録を実現。常時、手動、イベント、駐車監視と4つの記録モードを採用する。前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告として警告音で知らせてくれるほか、イベント記録の際に衝撃を検知する「Gセンサー」を搭載する。
サイズはDRV-830が高さ55mm×幅87mm×奥行き35mmで、重量約110g。DRV-W630/630が高さ49mm×幅91mm×奥行き37mmで、重量約107(630は102)gになる。
このほか彩速ナビ連動型のETC車載器として、ETC-N7000/N3000をラインアップ。N7000は、高度化ビーコンに対応する。
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