NTTドコモは9月19日、JTB中国四国が受託した中国運輸局・山陰インバウンド機構の平成29年度広域周遊ルート形成促進事業「宿泊施設での外国人実態調査及び消費拡大のための実証調査」において、クルーズ船の外国人客を対象とした相乗りタクシー調査の提供に協力すると発表した。
JTB中国四国は、9月26日と10月6日に、鳥取県境港市に寄港するコスタクルーズの「コスタ・ネオロマンチカ」の外国人客に対して、オンデマンド型相乗り移動サービス(SAV:Smart Access Vehicle)を提供。クルーズ船の寄港地における消費拡大の可能性について調査する。
ドコモと未来シェアは、「AI運行バス」を実現するモビリティサービスプラットフォームの共同開発を進めており、JTBグループと観光向けの活用について検討していた。この実証調査はAI運行バスの外国人向け活用として、初の事例となるという。
実証調査の外国人客には、境港市観光の際に鳥取県とドコモ鳥取支店で実施中の「テレビ電話による多言語観光ガイド実証実験」のアプリを利用してもらうという。
ドコモと未来シェアは、効率的な交通社会を実現するモビリティサービスプラットフォームの2018年度中の実用化を目指し、さまざまな実証を進めていくとしている。
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