さあ笑顔を向けて。これで顔認証による食事代の支払いは完了だ。
中国の杭州で健康的な食事を提供するKFCのコンセプトレストランが、「Alipay」による顔認証決済システムを導入した。笑顔と携帯電話の番号によって、食事代を支払うことができる。 KFCのK PROは、Alibaba Group関連会社のAnt Financial Services Groupが設計した「Smile to Pay」システムを初めて利用する店舗だ。
Antによると、「Smile to Pay」はこの種の初めてのサービスとのことだが、決済サービスに顔認証が使われるのはもちろん初めてではない。サムスン、PayPal、MasterCard、NECなどの企業が、この技術のテストを進めている。Appleの次期「iPhone」にもこの機能が搭載される可能性がある。
K PROの食事客は、注文端末で顔をスキャンすることに加えて、詐欺対策として電話番号を入力する必要がある。Antによると、Alibaba創設者のJack Ma氏が2015年にドイツの「CEBIT」でベータ版を初めて発表して以来、この技術に着実に改良を加えてきたという。この技術は、1月のCESでもデモされた。
KFCは7月、同社を代表する「Finger Lickin' Good」(指までしゃぶりたくなるほどおいしい)フライドチキンよりも健康的な食事を求める消費者を対象に、K PROレストランをオープンした。この新しいレストランのメニューには、サラダやジュースなどの商品がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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