Audiは、太陽電池パネルを手がける中国のHanergy Thin Film Power Group(漢能薄膜発電集団)および同社子会社Alta Devicesの協力を得て、屋根に太陽電池パネルを取り付けた電気自動車(EV)の開発に取り組むと発表した。プロトタイプ車を2017年中に作る計画。
自動車のルーフに装着した太陽電池パネルで得る電力は、エアコンやシートヒーターに供給する。これにより、1回の充電で走行可能な距離を増やすことを狙う。最終的には、太陽光発電による電力を走行用バッテリへの充電に使う考え。
今回の開発プロジェクトでは、まず、Devices製の薄膜太陽電池セルをサンルーフにだけ取り付ける。その後、ルーフ表面のほぼ全体を太陽電池セルで覆う。
米CNETの報道によると、プロトタイプ車の第一弾が2017年末までに完成することから、2018年には量産モデルに近いバージョンが登場する可能性があるという。
なお、屋根に発電パネルを装着した自動車は、トヨタ自動車がハイブリッドカー「プリウス」で計画中という。
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