TeslaのElon Musk氏は、同氏が「Tesla Semi truck」と呼ぶ電気セミトラックを9月に披露する予定だ、としばらく前から話している。Teslaはそのトラックの外観を示唆する画像も公開している。
今回、Reutersの報道によって、このトラックの電気ドライブシステムが200マイル~300マイル(約321.9km~482.8km)の走行距離を実現することが明らかになった。この走行距離は、米国の地域内の貨物配達に最適だが、複数の州を走行する長距離トラックには不十分だ。
Teslaは貨物輸送トラック用の自律運転技術もテストする予定だ。
電気自動車にとって、トラック運送業界は新たなチャンスとなっている。メンテナンスと燃料のコストが比較的低い電気トラックは、トラック運送会社に大きな利点を提供する。初期コストは非常に高額になるかもしれないが、電気トラックの大量生産は初期投資額を抑制できる可能性を秘めている。
一方、電気自動車のスタートアップChanjeは、同社の電気自動車が都市環境での日々の貨物配達に適した製品になることを期待している。これはニッチな市場であり、競争もそれほど激しくない。TeslaはKenworthやDaimler傘下のFreightlinerなど、より大手の企業との競争に直面することになる。Teslaは乗用車市場にある程度の破壊をもたらしたが、商業貨物配達の分野でも、それを再現できるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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