Uberは、トラック運転手と貨物運送業者をつなぐアプリ「Uber Freight」の提供範囲を、米国内の複数の地域に拡大する。
Uber Freightは、2017年に入ってテキサス州で開始されたが、対象地域がカリフォルニア州、アリゾナ州、シカゴ中西部、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州に拡大される。Uberによると、テキサス州を含むこれらの地域で、米国のドライバーと貨物の4分の1以上を占めるという。
またUberは、アプリをアップデートし、パーソナライズされた運送業務のマッチング機能を追加した。「数万人規模のドライバー」にこれまでよりも優れたエクスペリエンスを提供できるとしている。このアップデートは、Uber Freightをドライバーと運送案件を結ぶ他のサービスと差別化することにつながるかもしれない。
Uber Freightアプリは、ドライバーが過去に運送した貨物や位置、拠点などに基づいた、ドライバーに適した条件にマッチする新規運送案件を通知するようになる。
Uber Freightの開始に先立ち、Uberは、自動運転トラックの新興企業Ottoを買収している。自動運転車の研究は、拡大するUber Freight事業とは別に進められているようだが、トラック運転手の登録者数の増加に伴ってUberが収集することになる新しいデータは、いずれUberが自動運転トラックによる運送事業に乗り出す際に役立つ可能性がある。
Uberは、「ドライバーが好む運転ルート、貨物、目的地を、われわれは絶えず学習し続け、その情報を基に、さらに優れたサービスを構築していく」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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