ジンズは8月3日、センシング・アイウエア「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」のオフィシャルアプリ「JINS MEME DRIVE」をリニューアルし、安全運転をアシストする新機能を追加したと発表した。なお、同機能は、8月3日17時00より提供開始する。
JINS MEME DRIVEは、JINS MEMEに内蔵されているセンサより取得したまばたきや視線移動、頭部の動きのデータを独自のアルゴリズムを通じて覚醒度(眠気の可能性)として判定。スマートフォンを通じて、運転中の覚醒度をアラートするアプリ。
ドライバーの覚醒度を「普通」「少し眠そう」「とても眠そう」の3段階で判定し、アプリ内キャラクター「ミームン」が表情とコメント(音声アナウンス対応)で通知する。また新たに、利用者の好みに合わせ、キャラクターをパーソナライズできるようになり、ミームン(声:森下由樹子)とミーメン(声:皆口裕子)の2つから選択可能。キャラクターがかけるメガネフレームについても、全6種類用意されている。
その日の覚醒度は、推移グラフとしてアプリ内で記録。推移グラフを呼び出すことで、ドライバーは覚醒度がいつ・どこで・どのように変化したかを把握可能になった。今後のアップデートでは、マップ上でも覚醒度の推移が表示可能となり、より一層視覚的に把握できるようになるという。
なお、過去のドライブ・ヒストリーについては、ドライブ時の天候・距離・時間などと紐付けて、一日ごとの履歴として振り返ることが可能。
また、JINS MEMEの6軸センサを通じ測定される頭部の動きデータを利用し、「首振り」の動きによって、マップや音楽などのアプリを選択・起動できるようになった。
同社によると、JINS MEME ES(ドライブアプリ利用)は、自動車運送事業者に対する国土交通省の「平成29年度事故防止対策支援推進事業」において、対象機器の取得にかかる経費に対し補助を行う「運行中における運転者の疲労状態を測定する機器」のひとつに認定されたという。
さらには、さまざまな安全運転施策の導入が進む交通業界において、業界最先端の取り組みを続ける日の丸交通の協力のもと、JINS MEME DRIVEを活用した実証実験をスタートさせる。
同実証実験では、タクシードライバーに対してJINS MEME DRIVEを提供。ドライバーの勤務状況を管理する「運行管理者」が日々のドライブデータをチェックすることにより、安全運転に向けた適切なアドバイスを提供して行くことを目指すという。
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