ニコンは7月25日、創立100周年を迎えた。1917年7月25日に当時は「日本光学工業株式会社」として創立。光利用技術と精密技術を基礎として、カメラをはじめとする民生用光学機器、露光装置や顕微鏡などの産業用の光学機器を提供してきた。
ニコン代表取締役 兼 社長執行役員の牛田一雄氏は、「これまでの100年、人々は、生活を便利で快適にしてくれる製品を求め、ニコンはものづくりでそれに応えてきた。しかし今、社会や人々のニーズは急速に変化している。私たちは世界最高の光利用技術と精密技術、そして『ソリューション』で、そのニーズに応えていきたい。従来と異なるのは、『製品』だけではなく、『アイデア』や『ソリューション』を提供すること。ニコンは、『光』をコアコンピテンシーとする『技術とアイデアを持ったソリューションカンパニー』に生まれ変わる」とコメントしている。
また、次の100年に向けた新しい経営ビジョン「Unlock the future with the power of light」を発表。「光の可能性に挑み、進化し続けることが、私たちニコンの個性。ニコンは光で未来を変える」としている。
同日、新製品としてニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D850」の開発を進めていることを明らかにした。
D850は、2014年7月に発売した「D810」の後継機だ。開発を進めているD850では、D810の優れた性能をさらに進化させ、高精細な描写と高速連続撮影の両立を実現するという。
「特に、画質に妥協を許さず多くの機能を必要とする、風景、ファッション、ウエディング、広告用スポーツ写真など幅広い分野におけるプロフォトグラファーや、写真愛好家、映像などを使って作品をつくるマルチメディアクリエイターの表現領域を拡げるモデル」と説明している。
なお、本製品の発売時期・発売価格などの詳細は未定だ。
このほか、ニコンは「ニコン創立100周年記念サイト」を公開。100周年を記念する「Anniversary Movie」、若手人気バンドのMrs. GREEN APPLEとニコン社員がコラボレーションしたダンスムービー「Oz[Nikon Version]」、「光の道」をテーマに世界中のニコン社員から寄せられた写真でつづるスペシャルムービー「Passage of Light」が見られる。
さらに、品川にある「ニコンミュージアム」で100周年関連イベントを開催しているほか、8月26日(土)・27日(日)の2日間を東京・有明のTFT HALL 1000 & 300にて、 9月2日(土)・3日(日)の2日間を大阪・福島の堂島リバーフォーラム ホールにて、特別イベント「NIKON 100TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2017 -TOKYO&OSAKA-」などを実施する。
報道資料:おかげさまでニコンは創立100周年を迎えましたCNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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