Amazonが、音声認識デジタルアシスタント「Alexa」を米国中の家庭に送り込むための次なる一歩を踏み出した。同社のエキスパートによるスマートホームのコンサルティングおよび設置サービス「Smart Home Consultation」を提供開始した。
現時点では7つの地域(ワシントン州シアトル、オレゴン州ポートランド、カリフォルニア州のサンフランシスコ、サンディエゴ、ロサンゼルス、オレンジ郡、サンノゼ)で利用可能なこの新サービスは、契約業者ではなくAmazon従業員によって提供されている。「技術経験や顧客サービスに対する熱意、優れた実績を持つ従業員を厳選した」とAmazonは胸を張る。
実質的に、大手家電量販店Best Buyの「Geek Squad」に似たサービスだ。Geek Squadは、Best Buyがますます競争が激化する小売業界を生き抜くための拠り所の1つとする技術エキスパート集団。Amazonは顧客サポートを改善することにより、Best Buyを打ち負かすことができるかもしれない。
さらに、この新サービスは、Amazonのスマートホーム戦略の促進につながる可能性がある。同社は、Alexaを中心に拡大するエコシステムと「Amazon Dash」ボタンなどのデバイスを基盤とする戦略を展開している。「Amazon Echo」は既に、スマートスピーカ市場で優位に立っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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