テレビショッピング大手QVCの親会社であるLiberty Interactiveは、競合するHSNを約26億ドルで買収することで合意したと発表した。
Liberty Interactiveは、まだ保有していなかった62%のHSN株を取得し、QVC Groupと統合する。QVCやZulilyを傘下に抱えるQVC GroupにHSNが加わる格好だ。2017年中にLiberty Venturesはスプリットオフし、QVC Groupは含み資産株となる見込みだ。QVCとHSNは個別のブランドとして営業を続ける。
表面上、今回の買収は分かりやすい市場統合の動きのように見えるが、QVCがAmazonに対する競争力を維持し、顧客の購入習慣の変化に適応するための動きでもある。統合により、各ブランドのEコマース能力と業績も大幅に向上する。
QVCの最高経営責任者(CEO)であるMichael George氏によると、統合後は、オンラインでの売上高が75億ドル、モバイルでの売上高が47億ドルになり、AmazonとWalmartに次ぐものになるという。
QVCは、2016年の年間売上高が86億8000万ドルで、売上高の62%はEコマースによるものだった。一方、HSNの売上高は35億ドルだった。それでも、QVCとHSNの両社は、Eコマース分野で優勢なAmazonに後れをとるまいと苦労していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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