ソニー「wena wrist」にレザーバンド--時計をスマートウォッチに変える中身と仕組み

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 ソニーはwena wristのラインアップにバンドに革素材を使用した「wena wrist leather」を加えることを発表した。wena wristは腕時計のバンド部分にスマートウォッチ機能(電子マネー、通知、活動ログ)を組み込むことで、ヘッド部分(時計部分)は、既存の腕時計を使用できるウェアラブルデバイスだ。


どんな腕時計とも組み合わせができるwena wrist

 wena wrist leatherは、前モデルで組み込まれていた電子マネーの部分のみを採用し、ステンレスバンドから、カジュアルなレザーバンドに変更している。

 レザーバンドに組み込まれた電子マネーのFeliCaモジュールはwena wrist leatherのために開発されたもの。レザーバンドに入れても問題がないよう、折り曲げや生活防水に対応したデバイスになっている。電子マネー決済のみの対応になったため、カードタイプの電子マネーと同様に電源が必要なく、幅わずか22mmの腕時計にそのまま装着できるようになっている。

 wena wrist leatherがバンドのみの単品発売になったことにともない、ステンレスバンドのメタルタイプもバンドのみの販売を開始することになった。これにより、レザーもメタルもどちらも好きなヘッドを付けて腕に装着できる。


レザーもメタルもバンドのみでの販売を開始

 スマートウォッチの最大の弱点である、腕時計のデザイン性やアナログ時計ならではのたたずまいなどは、そのまま使えて、スマートウォッチの利便性を享受できる端末として、新たなスマートウォッチ像を提案している。

 ただ、ヘッドにさまざまな既存の腕時計を使用するため、スマートウォッチのように情報を表示することができない。あくまでもスマートフォンの一部の機能しか使えないという弱点もある。

 wena wrist leatherに関しては、電子マネー機能のみで、その電子マネーも楽天Edyのみの対応になっているのも、スマートウォッチと比較すると限定的だ。また、複数台の腕時計を使用している人にとっては、それぞれの時計にwena wrist leatherを導入する必要がある。毎回、バンドを付け替えれば1つで済むが、それは現実的ではなさそうだ。複数台のwena wrist leatherを導入した場合、それぞれにお金をチャージする必要があり、楽天Edyを複数枚使いわけるようなイメージで使わなければならない。


レザーバンドに内蔵されるFeliCaモジュール。折り曲げても問題なく使え、生活防水にも対応している
  • ステンレスバンドの中身。複数のピースに渡って、基盤やバッテリ、FeliCaモジュールなどが組み込まれている

  • 実際にFeliCa端末に乗せて決済ができることを確認

  • レザーバンドには、FeliCaのアイコンが刻印されている

 wena wrist leatherはバンド幅は18、20、22mmの3つがあり、バンド幅によって、カラーを2~3色用意。18mmがブラック、ワインレッド、ホワイト、20mmと22mmがブラックとタウニーブラウン。価格は税別価格で8380円。12月下旬の発売予定だ。

 wena wristのステンレスバンドでは、ブラックとシルバーの2色を用意。バンド幅は22mmのみ。価格は税別価格で、ブラック3万6880円、シルバーが3万3880円となっている。7月11日の発売を予定。18mm用と20mm用のエンドピースを別売しており、これを使うことで18mmや20mmのヘッドにも対応する。税別価格はシルバーが3000円、ブラックが3200円。


左の2本が22mm、真ん中の2本が20mm、右の3本が18mmだ

 wena wristは、ソニーの社内ベンチャーである「Seed Acceleration Program(SAP)」から発足した事業で、wenaは“wear electronics naturally”の頭文字を取ったもの。現在は腕に装着するウェラブルデバイスを開発しているので、wena wristとなっている。今後は、腕だけでなくほかの部位でもさまざまなモノを展開する予定。例えば首周りならwena neckと言った感じになるとのこと。ただ、しばらくwena wristに注力し、wena wrist、wena wrist leatherに続く製品の開発を続けていく。


アイデア段階、開発段階、事業段階の3段階のハードルをクリアしてようやく製品化にこぎつける。現在は12の事業が進んでいる
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