未来のAIはペットのような存在に?ユーザーが抱くAIへの「信頼度」

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2017年07月05日 07時30分
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 映画「her/世界でひとつの彼女」では、ある男性が自分のOSに恋をして、物語が展開する。現実には、将来人々が人工知能(AI)システムと恋愛関係を築きたいと思うかどうかは分からない。だが、自分の快適な生活のために頼る程度にはAIシステムを愛し、信頼する日が来ると考える人は多いようだ。

 AIに対する考え方に関してARMが実施した世界規模の最近の調査は、人間がどの程度AIを信頼するかを踏まえたAI活用の未来を示した。AIについて少なくとも基礎的な知識を持つ人のみを対象としたこの調査では、ほとんどの人が人間はAIツールと感情的なつながりを築くと予測した。

 10人に7人近くが、例えば高齢者介護のような、ある種の人間関係を任せる程度まで人間はAI端末を信頼するようになるだろうと答えた。

 また10人中6人以上が、2050年までに人間はペットに対するのと同じように、AIを愛するようになるだろうと回答した。

 この調査ではまた、AIとの交流は現在より自然になることを期待していることも分かった。94%もの回答者が、AI端末が人を理解し、自然な人間の言葉でコミュニケーションがとれることを重要だと考えている。

 人がAIとの関係構築を期待しているのは驚くにはあたらないだろう。その前提には、回答者のほとんどが医療分野でのAI活用に最も期待しているという結果がある。将来AIが導入される可能性のあるいくつかの活用事例から、ほとんどの回答者(67%)が最も興味深いものとして病気の早期診断を行う医療への応用を選んだ。

 54%もの回答者が、AIを個人的なアシスタントとして使うことに興味を示した。感情的なつながりが役立つ可能性のあるもう一つのシナリオである。その他では、あまりパーソナルではない交通整理のような応用が人気があった(60%が興味があるとした)。


調査では対象者の61%がAIによって社会が良くなると回答した。
提供:ARM/Northstar Research Partners
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