Teslaの「Autopilot(オートパイロット)」ソフトウェアチーム担当副社長を務めるChris Lattner氏が、就任から6カ月足らずで職務を離れることになった。「ChrisはただTeslaに合わなかったので、変更することを決めた。彼の幸運を祈る」とTeslaの広報担当者は電子メールで伝えた。Lattner氏自身もTwitterで、概ね同じ内容を発表した。
Turns out that Tesla isn't a good fit for me after all. I'm interested to hear about interesting roles for a seasoned engineering leader!
— Chris Lattner (@clattner_llvm) 2017年6月21日
これに対するリプライは他社での職務への勧誘であふれていたので、Lattner氏の今後については何の心配もないだろう。
Teslaは直ちに後任を見つけた。同社は、Andrej Karpathy氏を人工知能(AI)およびAutopilot Vision担当ディレクターとして採用した。コンピュータビジョンの専門家で、OpenAIの元研究サイエンティストだったKarpathy氏は、Elon Musk氏の直属となる。Teslaは声明の中で、Karpathy氏がスタンフォード大学の博士課程で、ニューラルネットワークを用いて画像に複雑な説明を加える研究をしたことに言及した。
Autopilotは、Teslaの自動車に部分的な自律性を与える一連の能動的および受動的な安全システムだ。部分的な自律性とは主に、高速走行中の車線維持と、自動緊急ブレーキの作動に限定される。同システムは、2016年終盤にカメラとセンサがさらに追加されて更新された。これについてTeslaは、更新されたこのハードウェアを搭載する自動車でまだ有効化されてはいないものの、完全自動運転のための十分な機能を備えるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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