マネーツリーは6月21日、個人資産管理・家計簿アプリ「Moneytree」において、オーストラリア市場に進出したと発表した。
同社では、2013年4月にMoneytreeを提供開始したほか、金融・会計業界のほか、2015年には、金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を発表している。金融・会計業界をはじめ他業種に導入され、現在23社が採用。会計業界においてはトップシェアを占めているという。
2017年3月に国内外含めた資金調達を実施しており、今回の海外展開を実現している。オーストラリア市場は、世界トップクラスのFintech系スタートアップ企業が集結しており、2017年にはモバイルアプリでの銀行取引がオンラインバンキングを超えたという。こうした、利用者・金融機関のデータポータビリティへの理解の深さから、マネーツリーのサービスと親和性が高いとしている。
Moneytreeについては日本と同様に、iOS/Android版のほかウェブブラウザ版を無料で提供するほか、金融・会計機関に対してMT LINKをリリース。iOS版に限り、企業向け経費精算サービス「Moneytree Work」を提供する。こちらは、月額12.49オーストラリアドル、年額101.99オーストラリアドルとなる。
なお、オーストラリア市場へ進出する日系Fintech企業としてはマネーツリーが初となる。同社はオーストラリアをグローバル展開の入口とし、今後も海外展開を加速させるとしている。
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