預言者ムハンマドを冒涜するコメントをFacebookに投稿した人物が、パキスタンで死刑を言い渡された。
Taimoor Raza被告は、パキスタンで初めてソーシャルメディアに関連する罪で死刑の判決を受けた人物だと、Shafiq Qureshi検察官はReutersに述べた。
Raza被告は携帯電話で冒涜的な内容を発していたことから、テロ対策当局者によってバス停で逮捕されたと報じられている。端末を没収したところ、問題のFacebookの投稿が発見されたという。
Facebookはこれまで繰り返し、自由な言論のためのプラットフォームとしてのその役割を強調してきたが、言論の自由や人権を統制する法律は、世界中の各国によって大きく異なる場合がある。国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルは2016年12月、パキスタンの冒涜法が人権侵害につながることを詳しく説明するレポートを公開した。
「冒涜的な内容をオンラインに投稿した罪で死刑判決を下すのは、国際人権法に違反する行為であり、危険な先例を作るものだ」とアムネスティ・インターナショナルのパキスタンでの活動家であるNadia Rahman氏は声明で述べ、「当局は、あいまいで解釈に幅のある法律を使用して、表現の自由を犯罪とみなしている。同氏をはじめとする『冒涜罪』に問われているすべての人々は、直ちに釈放されるべきだ」とした。
Raza被告は高等裁判所に控訴することが可能で、その後必要ならば最高裁判所に上告できる。
Facebookにコメントを求めたが直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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