Indiegogo

ヨット用の“水中ルンバ”「Keelcrab Sail One」--船底を掃除するロボット

 歩いていける距離にヨットハーバーがあるもので、散歩がてら眺めに行くと、見るからに高そうなヨットやクルーザーを洗っている人が常にいる。船底に藻や貝などが付着すると抵抗が大きくなるため、まめな掃除が必要なのだろう。第一、汚れていてはせっかくの美しい船体が台無しだ。

 そこで、ヨットを持っている富裕層向けに、ヨットの船体用ロボット掃除機「Keelcrab Sail One」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。


ロボット掃除機「ルンバ」の水中版(出典:Keelcrab Sail One公式Facebookページ)

 Keelcrab Sail Oneは、iRobot製ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」の水中版といったロボット。水中でヨットなどの船体に取りつき、自走して移動しながら回転ブラシで船底の付着物を除去していく。


船体に取りついて掃除していく(出典:Indiegogo)

 使い方はルンバ並みに簡単。船の近くの水面に下ろされると、船体に近づき、吸着して動き始める。有線接続されたディスプレイ付きリモコンで操作するが、カメラの映像を見ながら掃除を進められる。船体に傷などの異常がないかどうかも、映像で確認できる。映像をmicro SDカードに録画しておくと、後から落ち着いて確かめられる。


面に下ろすと、自動的に吸着(左上から時計回り、出典:Indiegogo)

 ブラシは、汚れの程度に応じて3種類を選んで使う。1分間で1.4平方mの範囲を掃除することが可能。例えば、40フィートのヨットなら45分、80フィートなら75分で掃除が済むという。


掃除用ブラシは3種類(出典:Indiegogo)

 Indiegogoでの目標金額は1万5000ユーロ。記事執筆時点(日本時間6月8日12時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標の2倍を上回る約3万4000ユーロの資金を集めている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]