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ARM、AIやVRに対応する「Cortex-A75」「Cortex-A55」発表--新GPU「Mali-G72」も

Charlie Osborne (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2017年05月30日 07時49分
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 ARMは、携帯端末で人工知能(AI)、仮想現実(VR)、複合現実(MR)の各技術に対応するための一連の新しいプロセッサを発表した。

 ARMは米国時間5月29日、新しいプロセッサ「Cortex-A75」と「Cortex-A55」、および新しいグラフィックプロセッサ「Mali-G72」は、「AIなどの人間らしいエクスペリエンスによって生じる、コンピュータの性質の変化に対応すること」を目的に設計されているという。

ARMのCortexプロセッサ
提供:ARM

 Cortex-A75とCortex-A55は、このコンセプトを念頭に設計されている。各コアは、「DynamIQ」を初めて採用するARMの「DynamIQ big.LITTLE」技術に基づき、「適切なタスク用の適切なプロセッサ」として使用され、アプリケーションやシステムタスクに応じてコマンドや制御を変更することで、全体的な消費電力と効率を向上させる。

 Cortex-A75は、「Cortex-A73」などの現行デバイスと比べて性能が50%向上している。ノートPCや大画面モバイル端末用に設計されており、機械学習やVRに対応する同プロセッサは、自動運転車での使用にも適しており、高速応答が求められる場合に特に有効だとARMは述べている。

 Cortex-A55は、モノのインタネット(Internet of Things:IoT)関連のデバイスやシステムに適したプロセッサで、同社によると、「画期的な」レベルの電力効率を達成するという。28nmプロセスのデバイスに搭載されている「Cortex-A53」と比べて、Cortex-A55は、最大で旧型モデルの2.5倍の電力効率を達成可能だとARMは述べている。

 新しいグラフィックプロセッサであるMali-G72は、消費電力の高いHi-Fiモバイルゲーム用に一から設計されている。ARMはMali-G72によって、高度なモバイルVRやゲームをユーザーが体験できるようにすることを目指している。同チップは機械学習用にも最適化されており、書き込み帯域幅要件を抑え、フレームレート、ストリーミング、応答性を向上させる可能性がある。

 各プロセッサは2018年初頭からデバイスに搭載されて出荷される予定だ。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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