福岡市は5月22日、ボルドー・メトロポール、福岡地域戦略推進協議会、テクノウエストとスタートアップに関するMOU締結を発表した。
今回の締結は、2016年9月にボルドー市において、スタートアップへの支援に関する協力を含めた姉妹都市交流事業の3か年計画となる「福岡・ボルドー姉妹都市交流協力計画2017年〜2019年」に調印したことにより実現したもの。福岡市とボルドー市のスタートアップ支援に関する具体的連携を図るため、両都市の産業振興に関わる官民組織を含めた4者によるMOU締結となった。
ボルドーは、コンテンツ産業のほか、航空宇宙産業の技術を生かしたドローン産業が盛んな地域。欧州最大のドローンイベントが定期的に開催されているほか、最大⻑さ50km、高さ3000フィートに及ぶ巨大なドローン飛行場を所有しており、ドローンスタートアップを多く輩出している。ボルドー・メトロポールは、ボルドー市の経済分野を所管しており、今回はボルドー市ではなくボルドーメトロポールとの締結となっている。
福岡市のスタートアップに関するMOU締結は、2016年11月のエストニア政府系3機関(エンタープライズ エストニア、スタートアップ エストニア、テクノポール)、2016年12月のヘルシンキ市、2017年2月の台北市のほか、福岡市スタートアップカフェと連携している施設として、2016年6月のサンフランシスコ創業支援施設「ディーハウス」、2016年11月の台湾創業支援施設「台湾スタートアップハブ」に続く6例目。
今回の締結により、フクオカグローバルスタートアップセンターにて、現地の情報収集や支援機関への相談、会社設立などの無料相談のほか、現地とのオンラインセミナーや相談会に参加できるようになる。また、現地の金融機関・業界団体・大学などの紹介、ビジネスマッチングに加え、テクノウエストが管理するドローン飛行場が利用できる。
このほか、5月23日開催の「グローバル スタートアップ ドローン ミートフェス」にて、両地域のスタートアップのマッチングが実施される。
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