メドピア子会社とPIPが業務提携--海外進出企業向け「ヘルスケアプログラム」で連携

 医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアの連結子会社で、オンライン健康相談サービス「first call(ファーストコール)」を展開するMediplatは5月8日、プレミア・インシュアランスパートナーズ(PIP)と業務提携契約を締結したと発表した。

 PIPは、プレステージ・インターナショナルが海外進出企業向けに提供する海外駐在員の医療サポートサービス「ヘルスケアプログラム」を販売する会社だ。海外進出企業に対して、海外駐在員の赴任先における病院受診から医療費請求に関する事務手続きを一括代行することで、医療費や事務コストの削減をサポートする。

 現在は、大手海外進出企業を中心に100社以上と契約し、3万人以上の海外駐在員と帯同家族にサービスを提供しているという。

 今回の提携により、今後新たにPIPが契約する海外進出企業の海外駐在員と帯同家族は、ヘルスケアプログラムの中で、従来の受診や保険手続き等のサポートに加えて、日常的な健康不安や不調へのサポートおよび受診に関するアドバイスをfirst callの日本人医師からいつでも受けられるようになる。

連携サービスによるサポート内容のイメージ
連携サービスによるサポート内容のイメージ

 first callは、日常生活における自身や家族の健康上の不安や悩みについて、チャットやテレビ電話を使って、時間や場所を問わず医師に相談ができるオンライン健康相談サービスだ。一般内科や小児科、産婦人科、精神科などの幅広い相談科目で、現在約50名の医師が実名で相談に応じている。

 日本企業の海外進出が増加する中、赴任先では言語や医療制度が異なるだけでなく、国や地域によっては医療の質やアクセスにおいて日本ほど環境が整っていないことも多くある。そうした環境において、何かあったときにまず日本の医師に相談できる場を提供することで、海外駐在員と家族が安心して健康に生活し、活躍できるようサポートするとしている。今後は健康相談に加えて、健康増進プログラムを提供することも計画中だ。

 同日、Mediplatは在宅血液検査サービス「DEMECAL(デメカル)」と、オンライン健康相談サービス「first call(ファーストコール)」をセットにしたウェブサービスの提供を5月より開始すると発表している。

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