人間がさまざまな仕事をロボットに奪われる時代がたとえ来たとしても、新たに公開されたロボット記者の動画を見ると、ジャーナリストは心配する必要がないと筆者に希望を持たせてくれる。
中国の国営通信社である新華社通信は現地時間4月26日、同社初のインタラクティブロボット記者「Jia Jia」が、Wired誌の創刊に関わったエグゼクティブディレクターKevin Kelly氏にインタビューしている動画を公開した。
Jia Jiaは会話の内容を理解し、顔の表情を微妙に変えたり、体をわずかに動かしたりできる。とはいえ、映画の「ブレードランナー」やテレビドラマの「ウエストワールド」に出てくる高度なアンドロイドからはほど遠いレベルだ。
Jia Jiaは表情がわずかしか変化しないため、その見た目は、「スーパーマン」などに登場する女性記者ロイス・レインというより、マネキン人形に近い。顔を間近で見ればなおさらだ。4月22日に投稿された別の動画には、画面の外にいる人から「Hello」(こんにちは)と声をかけられたJia Jiaが、まばたきをしながら「Glad to see you」(お会いできてうれしいです)と答える様子が写っている。Jia Jiaは、「Who are you?」(あなたは誰ですか?)とか「How old are you?」(おいくつですか?)といった簡単な質問には答えられるものの、顔や体はほとんど動かせない。どちらかと言えば、人間に似た動きをするディズニーランドの人形に近い。Jia Jiaにはまだ改良の余地が相当あるようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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