マルウェアを仕込んだウェブページによる被害は、近年ますます増えつつある。とくに最近は、短縮URLを用いてオリジナルのURLを偽装してくるケースも増えたため、URLに含まれるドメインだけで判断するのは事実上不可能になりつつある。
今回は、送られてきたURLの安全性を、身代わりでチェックしてくれるサービスのうち、実用性が高い5つのサービスを厳選して紹介する。短縮URLの対応の可否、サムネイルの表示の有無など、サービスによって少しずつ機能が異なるので、その時々で目的に合ったサービスを使ってほしい。
「Zulu URL Risk Analyzer」は、ページ上のスクリプトのほか外部リンクに至るまで広い範囲の安全性をチェックしてくれる。User AgentおよびRefererも切り替えられるので、特定の条件下でのみ表示される内容もチェック可能。多機能な反面、すべての結果が表示されるまで数分かかることもあるので、他サービスで見つかった問題点をさらに深掘りしたい場合に向く。短縮URLにも対応するが、サムネイルの表示には対応しない。
「KillMalware.com」は、ソースコードを精査してマルウェアなどが仕込まれていると警告してくれるほか、ドメインがブラックリストに登録されていないかも合わせてチェックしてくれる。サムネイル表示には対応しないが、その分、結果表示までの時間はほかのサイトに比べるとスピーディ。短縮URLには対応しておらず、短縮URLそのもののドメインが評価対象となってしまうのがネック。
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