Business Insiderが入手した電子メールによると、Waymo(Googleから独立した、自動運転車の開発企業)とUberの訴訟の重要証人であるAnthony Levandowski氏が米国時間4月27日、Uberの自動運転車プログラムの統括者を辞任すると述べたという。Levandowski氏はUberに留まるが、今後は同社が進める自動運転技術「LiDAR」の開発にも関与しないと述べた。
Levandowski氏は従業員に宛てた電子メールで、「Travisと私は、Waymoとの訴訟が終わるまで、私がUberでLiDARに関連するあらゆる作業と経営に今後関与しないことを決めた」と述べた。
Uberは、Levandowski氏がその電子メールを送信したこと、そして、一部の職務から退くことを認めた。
Levandowski氏はWaymoとの訴訟の中心人物だ。この訴訟でWaymoは、同氏が自動運転技術に関する1万4000件の「極秘」ファイルを盗んだと主張している。
Levandowski氏は電子メールで、「われわれは皆、Uberの自動運転技術が一から独力で構築されたことを誇りに思うべきだ」と述べた。
Levandowski氏は、UberのLiDAR技術開発からは退くが、同氏のほかの職務はこれからも変わらない、と電子メールに書いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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