指紋認証に対応したスマートロックを導入すると、鍵やスマートフォンを持たずにドアを開けられて便利。そこで以前、指紋で解錠できる「Ultraloq UL3 BT」を取り上げたのだが、暗証番号入力用の大きなキーパッドが設けられており、一般的な住宅のドアには似合わない武骨な見た目だ。
これに対し、Ultraloq UL3 BTの開発元が、キーパッドのない新型スマートロック「Ultraloq UL1」の製品化を目指し、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」でキャンペーンを開始した。スリムなデザインなので、シックなドアにも取り付けられるだろう。
Ultraloq UL1は、指紋認証式のスマートロック。指紋センサはドアレバーの根元に設けられていて、レバーを握ると親指が自然とセンサに当たり、意識せずワンタッチで解錠してそのままドアを開けられる。
指紋認証のほか、Bluetooth連携させたスマートフォンと、非接触タイプの電子鍵でもロックを外せる。スマートフォンで解錠する場合は、Ultraloq UL1の5m以内でスマートフォンを振ると解錠されるので、制御用アプリを開く手間がかからない。ハンドルに近づけるとすぐに解錠できる電子錠は、使い方が簡単なので、友達に貸すなどしやすい。紛失した場合にアプリで無効化できる点も安心だ。
Ultraloq UL1には、インターネット接続を中継するデバイス「Bridge」も用意されている。Bridgeをコンセントに挿しておくと、遠隔地からスマートフォンのアプリで鍵の状況や解錠履歴を確認できる。外出中に訪れた友人のため、遠隔操作で解錠することも可能。また、仮想的な鍵を友人に発行しておき、自由に出入りしてもらう、といった使い方もできる。
電源は単3形電池4本。2本を外側、別の2本を内側のドアレバーに入れる構造で、どちらか一方の電池が少なくなった状態でも機能し、電池切れで解錠できなくなる心配がない。
Indiegogoでの目標金額は2万5000ドル。記事執筆時点(日本時間4月27日12時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標の約1.7倍に相当する約4万4000ドルの資金を集めている。
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