自動運転車よりも、空飛ぶ車はどうだろうか。
Uberは米国時間4月25日、テキサス州ダラスおよびドバイと提携してこの未来構想を現実にすると発表した。
「朝起きて6分間空を飛ぶことを想像してほしい」とUberの最高製品責任者(CPO)を務めるJeff Holden氏は語った。「車に1時間乗って、時間を無駄にするのと比べてどうだろうか」(同氏)
Holden氏は25日、ダラスで開催されているUberのElevate Summitで講演した。配車サービスを提供するUberは、航空技術、ベンチャーキャピタル、自動車製造、規制に携わる人々を集めた3日間のサミットを開催している。
Holden氏によると、Uberは2020年までに一連の空飛ぶタクシーをデモンストレーションしたい考えだという。しかし、実際に動作するプロトタイプの開発や、面倒な規制手続きのクリアもまだこれからだ。同社は、ダラスとドバイなど都市の自治体との提携が、その処理のスピード化につながると期待している。
「取り組みは始まっており、ダラスとドバイでこれを加速化させて、規模拡大につなげたい」とHolden氏は語った。
Uberは2016年10月、この技術に関する99ページにわたるホワイトペーパーを公開して、空飛ぶタクシーの構想を発表していた。「Uber Elevate」と名付けられたその基本構想は、VTOLと呼ばれる小型電動飛行機のネットワークを構築することを目的とする。VTOLは、ヘリコプターのように空中停止と垂直離着陸が可能だが、ヘリコプターよりも効率が高く、騒音が小さく、コストが低い。UberはVTOLが、郊外からの通勤や都市部の移動など、現在の自動車と同じような目的で人々に利用されるようになることを目指している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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