筆者の4歳になる娘は、妻の「iPhone」を勝手に手に取り、どこかに隠れて何時間も「YouTube Kids」アプリを見ていることがよくある。筆者や妻は合間を縫って、娘がどんな動画を見ていたのかをチェックしているが、すべての動画の再生履歴を確認するのは難しい。
このような問題に悩まされている大勢の保護者のために、Amazonは米国時間4月12日、子供のデジタルメディア利用状況をチェックできる新しいツールを提供すると発表した。これは「FreeTime」アプリに付随する新機能で、「Parent Dashboard」と呼ばれる。
このダッシュボードは13日から米国で無料公開されており、任意のウェブブラウザからparents.amazon.comにアクセスすると、FreeTime上の利用状況レポートをアカウントごとに毎日チェックできる。FreeTimeは、子供がAmazonの「Fire」タブレットで年齢に応じたコンテンツのみを楽しめるようにできるアプリだ。新しいウェブサイトでは多くの子供向けの本やゲームに関するフラッシュカードが表示され、保護者は自分の子供がFreeTimeアプリで楽しんだコンテンツに関する情報をすばやく簡単に確認できる。
Parent Dashboardは、保護者や子供に楽しんでもらえるサービスを提供するというAmazonの戦略に完全に合致している。Amazonでは、家族全員が自社のウェブサイトやサービスの愛用者になることを期待している。また、この新しいダッシュボードによって、FreeTimeの有料版「FreeTime Unlimited」に、より多くの人々を取り込めるようになるかもしれない。FreeTime Unlimitedは、特定の年齢層向けの本やアプリやゲームのセットをカスタマイズできる機能を備えており、月額3ドルから利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」