ギターという楽器は、温度や湿度の影響を受けてチューニングがずれやすい。演奏中もチョーキングやアーミングで音程が変わってしまう。1曲演奏する都度チューニングし直すことがよくある。そのため、ギタリストはチューニング作業に慣れて、特に負担を感じなくなる。
しかし、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中のギター用チューナー「Roadie 2」を使えば、省力化の余地などないと思い込んでいたチューニング作業が楽になりそうだ。
Roadie 2は、ギターのペグ(糸巻き)にはめて使うチューナー。はめたペグに対応する弦を弾いて音を鳴らすと、自動的にペグを回して音程を合わせてくれる。マイクではなく振動センサで音を拾うので、騒がしい環境でも正しくチューニングできる。弦を一気に巻き取るワインダーとしても使えて、弦交換時にペグを何度もくるくる回す手間が省ける。
一般的な6弦のエレキギターやアコースティックギターだけでなく、7弦ギター、12弦ギター、スチールギターもチューニングできる。ペグで音程を調整する弦楽器であれば、ウクレレ、マンドリン、バンジョーなどにも使える。ベースをチューニングするには、姉妹品の「Roadie Bass」を使う。
各弦の音程は、標準チューニングのほか、各種オープンチューニングや、ユーザーの独自チューニングが選べる。Bluetooth経由でスマートフォンと連携するが、チューニングなどはRoadie 2単体で実行可能。スマートフォンのアプリでは、チューニングする楽器や種類の選択、カポタストの有無などを設定しておける。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月6日まで。記事執筆時点(日本時間3月30日11時)でキャンペーン期間は37日残っているが、すでに目標金額5万ドルの3倍を上回る約15万4000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果