スマートフォンのカメラが進化したおかげで、誰でも手軽に美しい写真を撮影できるようになった。しかし、注目しているところだけにピントが合った、被写界深度の浅い写真を撮るのは無理だ。それらしい画像に加工するアプリは存在するものの、やはり不自然で、撮像素子の大きな一眼レフやミラーレス一眼といったカメラの美しいボケにはかなわない。
そんな一眼レフカメラのメリットをさらにいかせる、シャボン玉ボケと称される美しいボケ味が特徴の汎用レンズ「Trioplan 35+」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Trioplan 35+は、焦点距離35mm(35mm判換算)、開放f値2.8のレンズ。各種一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラに装着可能。f値22まで絞り込むための羽は12枚あり、ピントのずれた背景の光がシャボン玉のように丸く柔らかくボケる。マニュアルフォーカスでじっくり合焦位置を決めたくなるレンズだ。
35mmという焦点距離は、人間が自然に見た範囲を撮影するのに適した画角といわれ、使う場面が多い。普段のスナップ散歩や荷物を減らしたい旅行などの際に、このレンズ1本で撮影を済ませやすい。
なお、Trioplan 35+はポートレート撮影にも向いている。一般的に、人物の顔を中心にとらえる場合、被写界深度の浅い焦点距離85mm程度のレンズを使うことが多い。しかし、Trioplan 35+は被写体に30cmまで近づけるため、モデルを鮮明にとらえ、背景を柔らかくぼかせるからだ。
Trioplan 35+の対応レンズマウントは以下のとおり。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月13日まで。記事執筆時点(日本時間3月24日15時)でキャンペーン期間は20日残っているが、すでに目標金額5万ドルの10倍を上回る約51万ドルの資金を集めている。
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