発売に先駆けてHOVR Japanは3月11日、プレス発表会を開催した。 HOVR Japanを展開するインスパイヤード モーションの取締役社長 ロス・K・パーディ氏は、「HOVRは友人が、『デスクワークが長い人たちのためのエクササイズを開発したい』という思いでつくったもの。54ものプロトタイプをつくり、現在の形になった。折りたためるタイプは日本製。特徴は軽くて折りたたみができること」とし、日本向けに新たなラインアップを加えて展開することを明らかにした。
また、今後はHOVRとセンサデバイスとの連携も強化していく方針だ。センサをHOVRに取り付けることで、PCゲームと連動したり、マウスのようにPCを動かしたりできるようにすることも考えているという。
また、どの程度運動したかを測定できるよう、アプリで管理できるようにするため、Misfitとの連携も進めているという。パーディ氏は、Misfitの活動量計「Shine」をHOVRに付けることで、どの程度運動したかを測定できると説明した。
現状では、Misfitのアプリを起動して装着位置を「その他」に選べば使えるが、「本来の運動よりも多く測定されてしまうことがある」とし、現在共同開発を進めているアプリを数カ月の間にリリースすると語った。
MRIの研究を行っている、東海大学工学部・医用生体工学科 教授(医学博士、放射線科医)の高原太郎氏は、自身のダイエットの経験を踏まえて“NEAT”という概念に衝撃を受けたという。
実際にHOVRを使い、被験者にスマートフォンでLINEのメッセージを書きながら10分間動かした後、MR血管撮影(MRI)とサーモグラフィで比較したところ、明らかに血流が増加し、末梢(まっしょう)循環が改善している効果を確認したと語った。
また、荷重がかからない運動のため、年配者や過体重のために膝が故障している人にも向いているという。
パーソナルトレーナーとして活躍する大井哲也氏は、「ピラティスや加圧、TRXなど聞いたことがあるのではないか。フィットネス業界は、難しいことがはやっているが、なるべく続けられることが大事。本来はきちんとした姿勢をとるだけでも運動になる」と説明。日々の生活の中に運動を取り入れる“生活の運動化”が大事とし、座ったまま運動ができるHOVRの魅力について語った。
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