HTCは利益を上げる必要があるが、ローエンドスマートフォンでは達成が困難なようだ。先週の決算報告電話会議で、HTCはそうしたメッセージを発したとPhone Scoopは報じている。HTCは、ミッドレンジ端末(「HTC Bolt」や「HTC U Play」)とハイエンド端末(ガラスボディが特長の「HTC U Ultra」など)に注力するつもりだという。
HTCは、既に小売業者の手に渡っているローエンドスマートフォンは販売を継続するつもりだと述べた。つまり、回収は行わない。そして、これらの端末を所有しているユーザーに対しては、サポートを継続するという。しかし、同社の製品ラインアップから最下位機種をなくすことで、より収益性の高いハイエンド市場向けのモデルに注力できるようになるだろう。
また、他社に太刀打ちできなかったこれらの端末を廃止することで、HTCは2017年の端末台数を抑え、合計6、7種類に絞り込むことができる。ハイエンド分野では、Apple、サムスン、LG、Huawei(ファーウェイ)、ソニーなどとの激しい競争が繰り広げられている。
HTCは、ハイエンド機種の「HTC 11」をまもなく発表すると見られている。HTC 11は、待望のQualcomm製プロセッサ「Snapdragon 835」を搭載するとうわさされている。3月か4月に発表されれば、サムスンの「Galaxy S8」やLGの「G6」との直接対決に臨むことになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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