磁力で空中浮遊するガジェットをこれまでいくつも取り上げ、地球を浮かばせるという究極のデバイス「WLY-GLOBE」を紹介したので、これ以上はないと思っていた。しかし、金属ボールが横方向に浮くとなると、話は違う。
今回は、そんな金属の球が浮遊して時を刻む掛け時計「STORY」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
STORYは、木製の円盤でできた時計。フェイスに文字などは刻まれていないため、動かしていないと大きな鍋敷きやまな板にしか見えない。中央にLEDマトリクスディスプレイが仕込まれていて、必要に応じて日付や時刻などを光らせて表示できる。
最大の特徴は、付属の金属ボールが磁力で盤面から少し離れた位置に浮遊する機能。これまでに紹介した空中浮遊ガジェットはいずれも何かを垂直方向に浮かばせていたが、STORYは掛け時計として垂直に立てた状態で、横方向にボールを浮遊させられるのだ。60度に傾けた状態でも浮遊可能で、水平に置いても使える。
浮かんでいるボールは、時の進みにつれて盤面を演習方向へ移動していく。移動パターンは、ボールの位置が短針に相当する「Clock」モード、料理などの際にボールで残り時間を示す「Timer」、そして数カ月といった長い時間をかけてボールが動いてユーザーのストーリーを刻む「Journey」モードの3種類。
STORY独特のJourneyモードは、さまざまな使い方が考えられる。例えば、1年で1周させて季節の変化を表現、子どもが生まれるまでをボールの位置でカウントダウンと入った具合に、時の流れをゆっくり楽しむことに向いている。
STORYは背面にバックライトを備えており、円周に沿って光り方や色を変えられる。設定に応じて、月の満ち欠け(月齢)に合わせて光の範囲を調整、日の出や日没を表現、色で温度を通知することができる。
時刻の設定やモードの変更、バックライト動作の選択などは、スマートフォンのアプリから操作する。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月2日まで。記事執筆時点(日本時間2月17日14時)でキャンペーン期間は43日残っているが、すでに目標金額8万ドルの2倍を上回る約18万4000ドルの資金を集めている。
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