さくらインターネット、ピクシブ、メルカリ、アカツキの4社は2月14日、福岡市に新たな拠点を設けると発表した。
さくらインターネットでは、学生およびスタートアップへの支援を通じたIT人材の育成を中心に、九州地方における事業活動を積極的に展開する拠点として設立した。新オフィスはシェアスペースとしても活用可能。九州大学と崇城大学の起業部向けにシェアスペースの一部を部室として提供。部員によるアイデア創出をアシストするほか、IT人材の育成を目的としたイベントなども開催する予定だ。
イラストSNS「pixiv」を提供するピクシブでは、東京以外では福岡がもっとも経済成長しており街に活気があること、若い世代の人口が多く、ウェブエンジニアも多いことから福岡進出を決めたという。また、福岡市長の高島宗一郎氏が福岡に進出する企業に対して手厚いサポートを提供していることも理由として挙げている。
同社では、福岡支店を開発拠点に位置付けており、新規事業開発やpixiv本体や周辺サービスの強化など、東京とは独立した形でウェブサービスの開発を実施するという。また、エンジニアの採用を九州で積極的に展開し、九州大学や立命館アジア太平洋大学(APU)などと連携していく。
メルカリでは、3月にカスタマーサポートの拠点となるオフィスを開設。東京、仙台に続いて3拠点目になるという。同社では、新拠点に福岡を選定した理由として、若年層の労働人口が多く、カスタマーサポート拠点の開設に適していたからとしている。
スマートフォンゲームを手掛けるアカツキでは、グローバルにゲーム事業を推進する拠点として天神にオフィスを開設。数年をかけて福岡拠点の組織拡大を実施する予定だとしている。
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