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レコードの盤面をクルクル回るプレーヤ「LOVE」--スマホからの再生制御が可能

 「ビニール」などと呼ばれるアナログレコードは音楽メディアとして一世を風靡したが、CD登場で過去の技術となった。ところが、ここにきてレコードの人気が復活しているそうだ。そこで、ちょっと変わったレコードプレーヤとして、レコードが縦に回る「Floating Record」、空中で回転する「MAG-LEV Audio」、盤面を自走する「RokBlok」を取り上げてきた。

 今回は、レコードのホコリを取るクリーナーに似た形のデバイスが回転して再生する「LOVE」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。


クリーナーに似た形のレコードプレーヤ(出典:Kickstarter)

 LOVEは、それ自体がレコード盤の表面を回転して音楽を再生するレコードプレーヤ。「レコードベース」と呼ばれる台の中央に設けられたスピンドル(軸)にレコードの穴を合わせて置き、その上にLOVEを置いて再生する。針で拾われたレコードの音声信号は、Bluetoothまたは無線LAN(Wi-Fi)経由でオーディオ機器へ伝えられる。

レコードの上で回転させる(出典:Kickstarter) レコードの上で回転させる(出典:Kickstarter)

針で拾った音声信号をBluetoothかWi-Fiで飛ばす(出典:Kickstarter)

 盤面側にセンサが搭載されており、レコードのサイズを判別し、適切な回転速度を自動的に決める。45回転の12インチアルバムなどに対応するため、マニュアルでも回転速度を選べる。


センサでレコードのサイズを判別(出典:Kickstarter)

置くだけで回転速度が決まる(出典:Kickstarter)

 さらに、LOVEはスマートフォンのアプリから制御できる。音量を調整するだけでなく、曲の頭出し、リピート、スキップ、曲順で再生曲を指定、回転速度変更といった操作が可能だ。

 バッテリをフル充電しておくと、LPレコードを15面以上再生できるという。

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月9日まで。記事執筆時点(日本時間2月3日17時)でキャンペーン期間は33日残っているが、すでに目標金額5万ドルの4倍を超える約20万2000ドルの資金を集めている。

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