ヤフーとソニー損害保険は2月1日、ヤフーが提供するスマートフォン向け無料カーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」から得られる運転特性データを活用した、新しいテレマティクス保険商品や関連サービスの開発に向けた共同研究を開始すると発表した。
今回の共同研究では、ソニー損保の一部保険契約者に参加協力の同意を得た上で、2017年春から約1年間モニターテストを実施する。Yahoo!カーナビで計測された、走行速度、急加速、急減速などの運転特性データを、テレマティクス保険のひとつである運転行動連動型(Pay How You Drive型)保険商品の開発に活用する。
ヤフーは、Yahoo!カーナビを通じて、目的地へのナビゲーションだけでなく、ドライバーの安全運転意識や運転の利便性を高めるためのサービスの提供を目指している。同社では、カーテレマティクス事業「Yahoo!カーナビ プラス」構想を掲げ、かねてよりドライバーの安全運転行動に直結する自動車保険分野との連携を検討していたという。
今回、両社の知見を活かすことで、ドライバーの安全運転支援や事故防止につながる新たなサービス、より納得感のある新しい保険商品の開発に向けた検討を進め、自動車事故の削減に貢献するとしている。
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