NTTドコモ、イワヤ、バイテックグローバルエレクトロニクス、MOOREdollは1月20日、離れて暮らす家族と音声メッセージで連絡をとることができ、人感センサによる見守り機能を搭載したクマのぬいぐるみ型コミュニケーションロボット「コミュニケーションパートナー ここくま」(以下、ここくま)を、1月25日に発売すると発表した。
希望小売価格は税別3万4800円。月額サービス利用料は税別1980円。
ここくまは、「ボイスメッセージ機能」「おはなし機能」「見守り機能」を搭載したぬいぐるみ型ロボット。ボイスメッセージ機能により、左手の録音ボタンを押して話しかけると、離れて暮らす家族のスマートフォンなどに音声メッセージを送ることができる。また、右手の再生ボタンを押すと、離れて暮らす家族がスマートフォンの専用アプリに吹き込んだ音声メッセージを聴ける。「うれしい」「かなしい」など、表情を設定してメッセージを送ることも可能。
おはなし機能では、人感センサにより人が近くにいることを感知し、天気や季節の話題のほか、利用者の名前で呼びかけたり、誕生日を祝うなどしてくれる。
見守り機能は、本体に送ったメッセージが再生されているかどうかや、おはなし機能が利用されているかどうかが、離れて暮らす家族のスマートフォンなどに導入された専用アプリから確認できるというもの。ここくまの人感センサが反応している時間も確認できるため、ゆるい見守り機能としても利用できる。
各社の役割として、NTTドコモは家族のコミュニケーション活性化を目的とした「家族ツナグPROJECT」の立ち上げ、シニア向けの端末開発などの知見を生かした商品企画と、ここくまを含めたプロジェクト全体を統括する。
イワヤは、主力製品である電動動物玩具の設計開発ノウハウと、自社製品の中でも高齢者向けであるコミュニケーションペットのユーザビリティなどのノウハウを、同製品の機構設計、ぬいぐるみデザインに生かし、ここくまの製造、販売を担当する。
バイテックグローバルエレクトロニクスは、各社の技術・ノウハウを統合する開発マネジメント、商品企画に際するユーザリサーチのサポート、製品に必要な部材の調達を担当。MOOREdollは、台湾で提供しているIoTプラットホームとボイスメッセージのシステム提供。さらに、日本仕様に特化させた基板設計やスマホアプリを開発する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」