富士フイルムは1月19日、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T20」と、高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100F」を発表した。発売は2月下旬を予定。同社直販サイトでは、X-T20が11万2860円(税込)、ズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」とのキットが15万660円(税込)、X100Fが15万6060円(税込)で予約を受け付けている。
X-T20は、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T10」の後継モデル。ボディデザインを踏襲し、天面と底面パーツにマグネシウム合金を採用したほか、シャッタースピード、露出補正、ドライブモードを設定するためのダイヤルを独立して搭載。直感的な操作を可能にしている。
イメージセンサには、有効画素数2430万画素のAPS-Cサイズ「X-Trans CMOS III」センサを搭載。ローパスレスながらモアレや偽色の発生を抑えたほか、ISO12800を通常感度として使用できる。また、像面位相差AFエリアを拡大し、AFアルゴリズムを見直すことで最速0.06秒の高速AFを実現している。
画像処理エンジンには、「X-Processor Pro」を搭載。高精度なフィルムシミュレーション機能や起動時間0.4秒の高速起動、ライブビュー撮影時での秒間5コマの高速連写、4Kでの動画撮影を実現している。
ファインダには、約236万ドットの有機ELパネルを搭載。背面液晶には、3インチ104万ドットのチルト式タッチパネルを採用した。その他の機能として、Wi-Fi機能を搭載。撮影した画像・動画をスマートフォンに転送できる。
X100Fは、高級コンパクトデジタルカメラの草分け的な存在「X100シリーズ」の最新モデル。X100シリーズのデザインとボディサイズ、直感的な操作性を継承。23mmF2のフジノンレンズと有効画素数2430万画素のX-Trans CMOS IIIセンサ、X-Processor Proを採用することで、高画質、高速レスポンス、高いAF性能を実現している。
ファインダは、OVF(光学式ファインダ)とEVF(電子式ファインダ)を切り替えできる「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダ」を搭載。前モデル「X100T」で初採用された、OVF内の小型EVFでピントエリアの映像を表示する「エレクトロニックレンジファインダー(ERF)」をブラッシュアップしている。
そのほかの仕様は、撮影した画像・動画をスマートフォンに転送できるWi-Fi機能、フィルムシミュレーションを適用できる動画撮影機能(1080p/60fps)を搭載する。
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