群馬県桐生市、街探索型の観光GPSゲームを公開--商店街のセンサとスマホが連動

 群馬県桐生市は1月12日、街探索型の観光GPSゲームと、スマホアプリ観光ガイドサービスを開始すると発表した。街の賑わい創出や創業・雇用の拡大などを目的に推進している戦略プロジェクトの一環で、地方創生加速化交付金を活用している。

「2116 feel and color ~それでもここにいる理由~」
「2116 feel and color ~それでもここにいる理由~」

 街探索型観光GPSゲーム「2116 feel and color ~それでもここにいる理由~」は、重要伝統的建造物群保存地区にも指定される桐生市の商店街に設置されたセンサとスマートフォンアプリが反応することでストーリーが進行する、まち探索型ゲーム。提供期間は1月12日~3月31日。

 スマホアプリ観光ガイドサービスは、桐生の観光コースを紹介するスマートフォンアプリ。オープン当初は、センサの設置エリアにて3コースを公開する。

スマホアプリ観光ガイドサービス
スマホアプリ観光ガイドサービス

 桐生市は、同市出身のゲームクリエイターである殿岡康永氏が率いるニュートロンスターなどと協働してゲームを開発した。殿岡氏は、モバイルに映画やアニメなどのコンテンツを組み合わせた“GPSエンターテイメント”を提唱し、「京都妖怪絵巻」「re:vibexTOHOKU」「仮面ライダーウィザードGPSエンターテイメント」などを生み出した人物だ。

 同市では、観光インフラを構築することで世界中に桐生の魅力を発信するほか、観光客を呼び込むことで街の賑わいを創出し、雇用増に繋げたいとしている。なお、サービス開始後の利用者からの問い合わせ対応については、NPO法人キッズバレイに委託。コワーキング&コミュニティスペースcocotomoをインフォメーションセンターとしている。また、同団体に、GPSゴール地点となる北幼稚園跡地の管理運営も委託する。

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