「Watermark」は、写真および動画にオンラインで透かし(Watermark)を入れられるサービスだ。画像処理ソフトなどを使うよりも簡単に、手持ちの写真や動画に透かしを入れられるので、ブログやSNSなどへの掲載にあたって重宝する。
写真を例に使い方を紹介しよう。まずはアップロードを行ったのち、対象となる写真(無料版は最大5枚まで)を選択する。写真が作業ウィンドウに表示されるので、透かしとして使用するテキストを入力したのち、装飾およびパターンを指定する。
装飾およびパターンには、フォントの種類、色、縁取りの有無などが用意されているほか、透かしをタイル状に敷き詰めるなどの設定も行える。プレビューで内容を確認したのち保存を実行すれば操作は完了だ。保存先はローカルへのダウンロードのほかオンラインストレージへのアップロードなども選択できる。サイト上の画像は24時間が経過すると自動的に削除される仕組みだ。
作業にあたってはアンドゥや再編集のほか、作成した透かしをテンプレートとして登録できるなど機能は豊富だ。さらに画像のリサイズ、回転、切り抜き、フィルターなどの機能も搭載しており(一部は有料プラン限定)、画像編集サービスと比較しても遜色のないほどの多彩な機能を備えている。操作メニューはすべて英語だが、至ってシンプルなフローなので、問題なく使えるはずだ。
追加できるテキストはアルファベットのみで日本語には対応していないが、透かしに入れるテキストはサイトのURLというケースも多いことから、あまり問題にはならないだろう。操作性も良好で、非常に完成度の高いサービスだが、唯一注意したいのは画像ファイルをダウンロードする際、元ファイルと同じ名前でダウンロードされること。保存先に別のフォルダを指定するなどして、うっかり上書きされないように注意したほうがよさそうだ。
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