福岡市とLINE、“情報発信力”強化で連携

 福岡市とLINEは10月24日、同市における情報発信強化に関する連携協定を締結したと発表した。LINEが政令指定都市と協定を結ぶのは今回が初。

(左から)LINE代表取締役社長の出澤剛氏、福岡県福岡市長の高島宗一郎氏
(左から)LINE代表取締役社長の出澤剛氏、福岡県福岡市長の高島宗一郎氏

 LINEを通して、生活に密着したさまざまな分野の市政情報の発信に取り組む。まず、福岡市のLINEアカウントにおいて、防災や子育て、環境などさまざまな分野からユーザーが欲しい情報を選び、リアルタイムで受信できる仕組み作りを検討するという。また、LINEキャラクタが福岡の名物や魅力をアピールする専用スタンプも配布する。

 福岡市では、2012年よりLINE@アカウント「@fukuokacity」において、市民に向けた環境情報(PM2.5基準超過予測)などを配信している。両者の連携により、さらなる市民サービスの向上や地域の活性化に向けた取り組みとして協定の締結に至ったとしている。

 今後は、災害時におけるLINEを通じた情報発信と、減災・復興支援などの取り組みも視野に入れ、他の自治体も含めた連携体制、システム構築の検討を進めていくとしている。

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