PwCあらた有限責任監査法人は10月21日、AI監査研究所を設置したと発表した。
会計監査にAIを取り入れることで、監査品質の向上、業務の効率化・自動化を実現するための調査研究を実施する。単に人間の業務を人工知能が代替するのではなく、機械ならではの網羅的な情報収集や迅速で精度の高い解析を活かし、新たな価値を創造するとしている。
PwCあらたは、2006年の設立当初からテクノロジの活用を推進しており、仕訳データの全量をコンピュータに取り込み、不正の疑義があるものを抽出、重点的にチェックできる手法を導入したほか、ERPシステムによる監査業務の管理などにも取り組んできたとしている。
また、世界157カ国にまたがるPwCのネットワークも活用し、高品質かつ効率的な監査の実現を目指す。人間と機械の最適な分業による、次世代の会計監査のあり方を追究するという。
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