中国のスマートフォン大手Xiaomiは米国時間10月3日、「Android」ベースのセットトップボックス「Mi Box」を発表した。「Apple TV」や「Roku」などと競合するこの製品は、4KストリーミングとGoogleの音声検索に対応し、価格は69ドルだ。
Googleの元幹部で今はXiaomiのグローバルバイスプレジデントを務めるHugo Barra氏はこの日、TwitterでMi Boxを発表し、中国企業のXiaomiが米国市場で初めて製品をリリースすることを祝った。
Mi Boxは「Android TV」のバージョン6.0をベースとした製品で、ボイスコントロールと「Google Cast」をサポートする。また、4K動画を60fpsでストリーミング再生できるほか、音声の再生に「Dolby Digital Plus」を利用できる。さらに、「HDMI 2.0a」に対応し、ARMのクアッドコアGPU「Mali-450」、2GバイトのRAM、8Gバイトのストレージを搭載している。
ただし、Xiaomi製ゲームパッドコントローラは米国では発売されない。このゲームパッドはデュアルモーターバイブレーション機能と3軸加速度センサを備えている。電源として単3アルカリ乾電池2本が付属しており、スタンバイモードならこの2本で1年間もつという。
米国で発売される69ドルのMi Boxには、Bluetooth対応のXiaomi製ワイヤレスリモコンが付属する。
Barra氏は8月に行われたBloomberg Televisionのインタビューで、Xiaomiが近いうちに米国のスマートフォン市場に参入する計画であることを明らかにし、自国市場である中国から海外に打って出る可能性を示唆していた。
Barra氏は、そのときのインタビューで次のように語っている。「米国は当然、われわれの視野に入っている市場だ。われわれは他社をリードするために、新しい技術を熱心に受け入れる若い世代と交流できるソーシャルメディアなどのチャネルを活用していく。われわれがすでにその方向に向かっているのは間違いない」
Barra氏が3日に述べたところによれば、Mi Boxは10月中にWalmartで発売される予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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