ケーブルの煩わしさを開放するVR向け“背負うPC”「MSI VR One」--TGS2016に出展

 台湾に拠点を置くPCメーカーのMSIは9月12日、HTCのヘッドマウントディスプレイ(HMD)型バーチャルリアリティ(VR)システム「Vive」に対応するバックパック型ゲームミングPC「MSI VR One」を発表。9月15日から幕張メッセにて開催される東京ゲームショウ2016(TGS2016)に出展する。

9月12日に、HTCがTGS2016に向けた説明会のなかで発表された「MSI VR One」
9月12日に、HTCがTGS2016に向けた説明会のなかで発表された「MSI VR One」

 このMSI VR Oneはリュックサックのように背負って活用するPC。机などに置かれたPCとの接続ケーブルを気にすることがなくなり、身動きが自由にできることを特徴とうたっている。6月に開催されたCOMPUTEXにて展示していたリュック型PCをブラッシュアップしたものとしている。

  • MSI VR Oneを横から見たところ。かなり薄い

 2基のバッテリパックを搭載し、約90分間ゲームが遊べる。またPCをシャットダウンせずにバッテリーの交換が可能なホットスワップに対応している。バッテリを含めた総重量は3.6kg。

 HDMI出力とミニディスプレイポート各1ポートに加え、Thunderbolt 3を1ポート備えていることにより、片目あたりデュアル2Kの出力が可能。また、4基のUSB3.0ポートを備えている。オーバークロックを施したCPUと、NVIDIAの「GeForce GTX 10」シリーズを搭載している。

 特別設計に2基のファンに加え、9本のヒートパイプで構成されたシステムも搭載。動作音も41dBA以下を実現し、装着者がVRヘッドセットからの音しか聞こえない状態になっているとうたている。

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