角川ゲームスは8月30日、都内で同社のゲーム展開に関するメディアカンファレンスを開催。そのなかで、スマートフォン向けのゲームタイトルとして第1弾となる「スターリーガールズ」を発表したほか、開発中のPS4/PS Vita用ソフト「GOD WARS ~時をこえて~」に関する続報、東京ゲームショウ2016(TGS2016)に向けた情報を公開した。
スターリーガールズは企画・開発を角川ゲームスが担当し、運営と配信はアエリアが新たに設立する子会社のアエリアゲームズが担当。両社のよる共同プロジェクトとして展開。配信は2016年内を予定し、対応OSはiOSとAndroid。基本無料のアイテム課金制としている。
本作は、プレーヤーが超重力航行艦「アステリズム」のキャプテンとなり、副キャプテンやスターリーガールズと呼ばれる「星娘(ほしむす)」たちとともに、特殊機動兵器「Gギア(Gravity Gear)」を操り、宇宙の運命に抗いながら星の輝きを取り戻していく、次世代育成シミュレーションゲーム。登場キャラクターの副キャプテン役に水樹奈々さんが担当するのをはじめ、井上喜久子さんや緒方恵美さんなど人気声優が声を担当する。
スターリーガールズのディレクターを務める角川ゲームス代表取締役社長の安田善巳氏は、今回の共同プロジェクトの経緯について、およそ2年前にアエリア代表取締役社長の小林祐介氏から「一緒にゲームを作りましょう」という打診を受けたことが発端と振り返る。もっとも、GOD WARSにディレクターとして関わっていることから返事を保留していたところ、約半年後に再度説得されるような形で打診を受けたことから、プロジェクトとしてスタートしたという。
本作については「壮大な宇宙空間で3Dのハイエンドなバトルが楽しめることと、映像も映画的な表現で細部にまでこだわった」とし、「開発段階ではソーシャル(ゲーム)ではなく“パーソナル”。圧倒的な没入感を提供するのが角川ゲームスのもの作りの方向性とスタッフに伝えた。今後はスマホゲームの開発を、コンソールにいかしていきたい」と語った。
また、古事記とおとぎ話を融合させた世界観によるタクティクスRPGとして開発を進めているGOD WARSについて、9月5日にPS4版の体験版を配信。また主題歌には演歌歌手の坂本冬美さんによる「時をこえて」に決定し、この曲が収録されているトレーラーも公開した。
角川ゲームスは、9月15日から18日まで幕張メッセにて開催する東京ゲーム2016(TGS2016)においてブースを出展。ビジネスデーと一般公開日含めて連日出演声優やコスプレイヤーを招いて、GOD WARSやスターリーガールズ、PS Vita向けのダンジョンRPG「デモンゲイズII」に関するステージイベントを実施するとしている。
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