Intelが米国時間8月25日、3D NANDテクノロジを利用する新しいSSDを発表した。
「SSD 600p」シリーズは消費者向けのデスクトップおよびノートPC、「SSD Pro 6000p」シリーズは企業向けのデスクトップおよびノートPCを対象に設計されている。Intelによると、どちらもPCIeを利用して、従来のHDDの17倍のパフォーマンス、SATA接続のSSDの3倍の速度を提供するという。いずれのシリーズも、128Gバイト、256Gバイト、512Gバイト、1024Gバイトのモデルを用意する。
データセンター向けのSSDは、「SSD DC P3520」シリーズと「SSD DC S3520」シリーズで構成される。Intelによると、DC P3520はクラウドコンピューティングサービスに最適で、最大1700MB/秒のシーケンシャル読み取り速度を提供するという。容量は2.5インチのフォームファクタで450Gバイト~2テラバイト、ハーフハイト/ハーフレングス(HHHL)アドインカード規格で1.2テラバイトまたは2テラバイトを用意する。一方、DC S3520はPCIeではなくSATAインターフェースを採用している。同社によると、企業向けSATA HDDからの移行に最適だという。容量は150Gバイト~1.6テラバイトのさまざまなモデルが用意されるが、シーケンシャル読み取り速度は最大で450MB/秒だ。
最後に、主要な収益源であるPCへの依存を軽減する取り組みの一環として、Intelはモノのインターネット(IoT)端末向けに2種類のSSDシリーズを発表した。その名の通り、「SSD E 6000p」シリーズは企業PC向けのPro 6000pによく似ているが、容量は128Gバイトと256Gバイトの2種類のみで、デジタルサイネージやPOSシステムなどのIoTアプリケーションでの使用を想定している。「SSD E 5420s」はDC S3520と同様、SATAインターフェースを使用する新しい3D NANDドライブシリーズで、240Gバイトの2.5インチドライブと150GバイトのM.2 SSDを用意する(240Gバイトモデルは150Gバイトモデルの2倍近い速度を提供する)。E 6000pシリーズのSSDはAES 256ビットの自己暗号化機能を搭載しており、ATMなどでの使用に向いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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