μHandyは、スマースマートフォンやタブレットのカメラに設置するだけで、誰もが簡単にミクロの世界をのぞける製品だ。当初発売したのはアルミ合金製の高価なものだったが、中学校で理科を教える教師や医者、研究者、大学生といったユーザーから大きな反響を得たという。
一方で教育現場からはもう少し安価な製品をという要望もあり、2016年に、プラスチック製の教育市場向けモデルをリリース。さらに従来のようなサンプルをスライドガラスに載せて使うものから、シールで簡単に使えるものに改良した。子供達が身近なものを、より手軽に顕微鏡で観察できるようにしている。
「従来の授業では最初の1時間で顕微鏡についての説明を受け、次の1時間で顕微鏡の操作方法を学び、最後の1時間でようやく観察ができていた。μHandyなら3秒でセットでき、使い方もYouTubeに公開されている動画を見れば、すぐに理解できる。じっくり観察して、先生とより多くのコミュニケーションができるし、学習する時間も増える」とリン氏。すでにグローバルへの展開も見据えており、日本市場への進出も検討しているという。
μHandyは、高品質、高研究開発力、高マーケティング力、優れたデザイン性を兼ね備えた、イノベーティブな台湾製品に付与されるアワード「台湾エクセレンス」の2016年受賞製品。10月7日~9日にKITTE marunouchi 1階 アトリウムで開催予定のイベント、「Taiwan Excellence in Tokyo」にも出展予定だ。
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