Amazon.comは、同社のスマートスピーカ「Amazon Echo」向けの音楽ストリーミングサービスをスタートする計画だという。Recodeが報じた。
この新しい音楽ストリーミングサービスは、「Spotify」や「Apple Music」とは異なり、Echoを持っている人しか利用できない。ただし、月額利用料は先行サービスの約半分(4~5ドル)になる見込みだ。
Recodeの記事によると、Amazonはこの新サービスを9月に開始する計画だという。米CNETはAmazonにコメントを求めたが、回答は得られていない。
音声アシスタント機能を備えたスピーカのEchoは、売れ行き好調だ。Amazonの人工知能ソフトウェア「Alexa」を介して、ユーザーは自然言語を使い、天気予報を聞いたり、楽曲を再生したり、Uberに配車をリクエストしたりできる。
The Informationの報道によると、Amazonは2015年下半期に100万台のEchoを販売しており、2016年には300万台の販売を目指しているという。
Amazonは現在、「Prime Music」で音楽を提供している。これは年額99ドルの「Prime」会員向けのストリーミングサービスで、広告なしで音楽を楽しめる。ただし、SpotifyやApple Musicなどの競合サービスと比べ、曲数は限られている。
Echoの音楽ストリーミングサービスは、しばらく前からうわさされてきた単体の本格的なストリーミングサービスとともに開始される可能性が高い。ロイターによると、月額9.99ドルのサービスが2016年秋に開始されるという。
Amazonは米国で、「Prime Video」のユーザー向けに同じような単体の月額制サブスクリプションプランを設けている。月額料金は8.99ドルで、競合のNetflixよりも安い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス