クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で美しいBluetoothスピーカ「Fireside Audiobox」を見つけたので紹介しよう。インテリアとして成り立つシックなデザインだけでなく、音に合わせて揺らめく炎が魅力的だ。
Fireside Audioboxは、サイズが高さ10.5×幅14×奥行き4.5インチ(約26.7×35.6×11.4cm)ある木製ボディの上部に、透明なケースに覆われた金属製チューブが組み合わされたBluetoothスピーカ。スマートフォンや音楽プレーヤと無線接続して音楽を再生すると、チューブから立ち上る炎が音に合わせて揺れる。
金属部分は、(Rubens' Tube)ルーベンスチューブと呼ばれる構造のチューブで、内部にプロパンガスが供給されて上部の小さな穴から炎となって出る。音を鳴らさないと、どの穴の炎も同じ高さになる。ここでチューブ内部に音を流すと、音が定常波(定在波)となり、圧力の高い“腹”と低い“節”が発生する。この圧力に応じてガスの吹き出方が変わり、炎の高さが変わる原理だ。
定常波で作られる圧力の変化は、音の波長や振幅などによって異なるため、炎が音楽ごとにまったく違う姿を見せる。2つとして同じ形の炎はないそうだ。
電源は内蔵バッテリ。フル充電すると8時間以上の音楽再生が可能。プロパンガスは16.4オンス(約465g)缶を使う。持続時間は気圧や再生する音楽の内容によって変わるが、約8時間持つという。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月27日まで。目標金額の3万5000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月15日10時)で約3万ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと12日ある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」