使い慣れた銀塩カメラと、描写力の素晴らしいレンズの組み合わせは、写真を撮る喜びを実感させてくれる。しかし、フィルムという消耗品が必要なうえ、現像やプリントまで考えると、1枚の写真を完成させるのに必要なコストはかなり高い。
そこで、35mm判の一眼レフやレンジファインダーといった銀塩カメラをデジタル化する「Raspberry Pi」ベースのキット「I'm Back」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
I'm Backは、各種銀塩カメラに取り付け、デジタルカメラとして使えるようにするデバイス。撮影時の制御は、「Raspberry Pi 3 Model B」が担う。
取り付け可能なカメラのタイプは、35mmフィルムに対応した一般的なサイズのもので、裏ぶたの取り外しが可能な機種。フィルムガイドに合わせて800万画素の撮像素子をセットし、カメラに固定し、フラッシュ同期ケーブルを接続する。あとは、カメラのシャッターを開けたままにできるバルブ(B)にしておくと、I'm Backで写真が撮れる。
I'm Backの操作メニューは、背面の2.4インチ液晶画面で確認可能。撮影モードは、通常カラーのほか、薄明かり風カラーとモノクロが選べる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月4日まで。目標金額の2000ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間8月15日10時)で約3000ユーロの資金を集めている。キャンペーン期間はあと49日ある。
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