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スカパー!でも放送決定--「4K HDR」10月スタート

加納恵 (編集部)2016年07月30日 09時00分
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 スカパーJSATは7月29日、世界初となる4K HDR放送を「スカパー!4K体験」チャンネルで開始すると発表した。放送開始は10月4日。スタート時は、火、木曜日の週2回、1時間の放送を予定する。


4K HDRコンテンツのデモ映像。空の青さを表現しながら、日陰の暗い部分もディテールを表現できる

 HDRは、映像に記録できる輝度のレンジを拡大し、より明るい高画質を得られるという高画質技術。スカパー!が採用した「ハイブリッド・ログ・ガンマ(HLG)方式」と、「ドルビーPQ方式」の2つがあり、いずれも互換性を持つ。HLGはNHKとBBCが放送用に開発した方式。HDR非対応のテレビでも互換性を持つことが特徴だ。一方のドルビーPQ方式は、映画マスター用に開発されたもので、4K Blu-rayなどに採用されている。


HDRには2方式があり、スカパー!が採用するのは放送用に開発されたHLG方式

 スカパー!では、2015年に4K放送チャンネルの「スカパー!4K総合」「スカパー!4K映画」の2チャンネルを開始。5月には4Kの高画質映像サンプルが視聴できる「スカパー!4K体験」も開始し、3チャンネル体制で4K放送に取り組んでいる。

 10月にHDR放送を実施するのは、スカパー!4K体験チャンネル。放送開始に合わせて、東芝映像ソリューションから発売されている4K液晶テレビ「REGZA Z20X」シリーズが、HDR対応へとアップデートする。アップデートは8月下旬に開始され、放送波とインターネット経由で実施する。


スカパーJSAT代表取締役執行役員社長である高田真治氏

 スカパーJSAT代表取締役執行役員社長である高田真治氏は「スカパー!プレミアムチューナ内蔵テレビをいち早く発売いただくなど、東芝『REGZA』には多くのご支援をいただいている。REGZAをはじめ、秋にはそのほかのテレビメーカーもHDR対応にしてもらえると思っている。スカパー!ではオリジナルドラマシリーズでHDR制作の経験をすでに積んでおり、画面のきめ細やかさ、色の広がりに加えて明るさ、輝度という映像を構成する3つの要素が加わった放送ができる。これまで以上に高品質の放送サービスを目指す」と意欲を見せた。

 スカパー!では、オープニング番組として「CGプロデューサー ヤナイ君〜プロジェクションマッピング篇〜(仮)」(イマジカ・ロボットグループと共同制作)を放送するほか、BSスカパー!で放送されたオリジナルドラマ疫病神シリーズ「螻蛄(けら)」全5話を4K HDRで放送する予定。スポーツ、ライブなど、4K HDRに最適なコンテンツをそろえていく。スカパー!4K総合、スカパー!4K映画の両チャンネルにおいても2017年3月をめどに4K HDR放送を開始する。


通常のSDR映像(左)とHDR映像(右)の比較

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